鎌倉朝日連載「スケッチ日和」

  「ひなげし」 水彩画 46×61cm

ひなげし」  黒川 明

       2023年5月号掲載

  

大船フラワーセンターは何度も描いている。初夏と秋が多いが、四季それぞれに季節の主役が豊富で脇役にも事欠かない。

特に春から初夏は気持ちがよい。桜の後は、藤、ひなげし、バラが、入り口近くの池には睡蓮が花を開く。あまりに気持ちがよいので多くの家族連れが芝の上で弁当を広げる。人間だけでない、シジュウカラやヤマガラ、イソヒヨドリが合唱する。ふわりと舞っているのはモンキチョウ。

う~ん、からだが、のびる。